大荒れのお天気

trattoria2006-10-07


今日のバイト中、シャンパングラスを割りました。これでトータルの"ですとろい数"は以下のとおり。

  • ノーマル皿 x 1
  • ワイングラス x 1
  • シャンパングラス x 1


どうもこんばんは。trattoriaです。


今日は団体さんの予約が入っていたので、ホントはシフトに入ってないコが助っ人で来てくれました。Nちゃんサンキュー。今日の君は後光が差してたよー。


今日のはやたら飲む団体さんで、しかもカシスソーダとカシスオレンジばっかり頼んでくるんですわ。おかげでソーダがなくなるわ、オレンジジュースをコンビニまで二度も買いに走らされるわでもう大変。ビールだとサーバで一気に入れてぶわっと出せるんですが、カクテル系は氷にベースを入れてそれを割るという3段階の手間が必要なんで、忙しいときに頼まれると困るんですよねー。ま、お客様はこっちの都合なんて考えちゃくれないからしょうがないんですが。。。


さて、このところ荒れた天気が続いて海や山で事故が発生してますが、気象予報士を目指す俺的にはとても興味深い天気図が形成されてます。なんで今日は天気図の薀蓄を少々。今夜も萌え系の話はありませんのであしからず(笑。


  • 地上天気図(pdf)。

http://www.hbc.jp/tecweather/SPAS.pdf
中心気圧964hPa(2006年10月7日21時)。台風並みですね。そもそもこの低気圧は、台風から変わった熱帯低気圧が秋雨前線と合体してできたものです。

  • 850・700hPa高層天気図(pdf)。

http://www.hbc.co.jp/pro-weather/AUPQ78.html
上が700hPa、下が850hPa天気図。低気圧を形成する等高線(実線)を、等温線(破線)が横切っているのがよく分ります。こうなると低気圧の西側で寒気流入、東側で暖気流入が発生して低気圧が発達するのです(たぶん…)。特に低気圧の東側で湿数が3以下の部分(点で網掛けされている部分)がいわゆる「暖かい湿った空気」が流れ込んでいるので、雨が降りやすい状態です。


500hPaと300hPa高層天気図はよく分らんので略(ぉ。

  • 渦度・鉛直p速度(pdf)。

http://www.hbc.jp/tecweather/AXFE578.pdf
上が渦度(500hPa)。下が鉛直p速度(850hPa)。本州上空に+188や+123など、軒並み100以上の強い正の渦度が見れます。一言でいうと「正の渦度=反時計回りの風」なので、この部分では反時計回りの強い風の渦が存在します。
で、鉛直p速度の図。矢羽より、主に低気圧の東側で縦縞の部分(マイナスの鉛直p速度=上昇流)が見られます。つーまーりーだー、今までの話を総合すると"低気圧の東側で湿った空気が反時計回りで上昇している"ことになります。どういうことかってゆーと、湿った空気が上昇すると断熱膨張を起こして凝結→雲ができる→雨が降るってことですな。特に鉛直p速度が早いと(たぶん)一気に凝結して(たぶんおそらくもしかして)大雨の危険があるので要注意です。


ただ、地上天気図からも分るとおり低気圧は閉塞に向かっているし、地上〜500hPa天気図から見る低気圧の軸の傾きもほとんど無いので、これ以上発達することはないんじゃないかと。…とか言ってると猛烈に発達する罠(笑。


今晩はこんなとこで。


では、またノシ